歯科医療の基礎知識集

福島孝徳

脳神経外科の世界的名医。

1942年生まれ。東京都出身。東京大学医学部を卒業後、東京警察病院勤務、ドイツ留学などを経て、1978年に三井記念病院脳神経外科部長に就任。

当時、脳腫瘍の手術は頭部を大きく切開しなければならず、患者の負担が大きいことに着目し、数センチメートル程度の小さな穴から顕微鏡や精密な手術器具を使って脳腫瘍を切除するという鍵穴手術(キーホール・オペレーション)の開発に着手する。苦労の末、80年代半ばに鍵穴手術を確立するが、国内では高い評価を得られず、1990年に南カリフォルニア大学へ渡米。

臨床実績が評価の対象となるアメリカで、鍵穴手術で数々の難手術を成功させ、高い評価を得る。その後デューク大学脳神経外科教授に就任し、アメリカのみならず、ヨーロッパや日本を頻繁に行き来して難手術を成功させ、数多くの命を救っている。「スーパードクター」という呼び名でテレビに頻繁に出演していることを売名行為と評する声もあるようだが、これは鍵穴手術のような高度な医療を理解してもらうことや、外科医志望の若い才能を刺激すること、そして医療費抑制を打ち出している政府に反対を唱えることなどが主な目的のようである。

Loading...