歯科医療の基礎知識集

笑いと健康

笑いが体に及ぼす良い影響について研究が進んでいる。

笑うことで頬の筋肉が動くことによりストレスが解消され、血圧降下作用や血液中の酸素を増して心臓によい影響を与える効果があるといわれている。また免疫の分野ではNK細胞(ナチュラルキラー細胞)が笑うことで活性化され、ガンの予防と治療の効果があるといわれている。

高圧酸素室(通常よりも気圧が高い部屋)に、ただ単に1時間入れた10人と、1時間お笑いのビデオを見せた10人とを比較した実験では、前者がストレスや疲労、うつ傾向を示したのに対し、後者は時間の経過を気に留めることもなく、血液検査ではNK細胞の活性が確認されている。糖尿病の患者が笑うことで血糖値が正常範囲に低下したという実験が報告されており、大笑いすることは腹筋の運動になって血中の糖分や中性脂肪を燃焼させること、筋肉を使うことでモルヒネの約6倍にあたる鎮痛作用をもつ脳内化学物質エンドルフィンが大量に分泌されることなども明らかになっている。

これら以外にも笑いによるさまざまな効果が証明されており、医療の現場に積極的に取り入れようという試みも始まっている。今後も笑いによる新たな効果・効能の報告が期待されるところだ。

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